三島由紀夫はなぜ自決したのか

三島由紀夫の死とか、右翼・左翼とか、いままでなんかよくわからないまま来ていたが、どこかの国の核ミサイル問題が浮かび上がってきたことで、少し三島の死について調べていたら、なんとなくわかってきた。
まずは、三島が護りたかったのは、日本の文化であり、それを「日本式」に護りたかったのではないか。
アメリカでも、ソ連や中国でもなく、日本人の手で日本を護りたかったのだろう。自決は、アジテーションをした自分の「日本式」のけじめのつけかただったのだろう。幕末のように。
他にも要因がある。三島は、医師の誤診で、徴兵検査を不合格となり、兵隊になりそこなった=死に損なったのだ。生き残った罪悪感から、彼はそのとき既に遺書を書いている。つまり、自殺願望をかかえたまま、
大人になっていったのだろう。
あと、は美観だろう。老いさらばて死に、葬式に歳とった写真を使われるよりは、まだギリギリ若いうちに死にたかったのだろう。
いろいろ調べてみて、私素人なりに、こんな結論に達した。
ミサイルの脅威にさらされて、アメリカは本当に護ってくれるのか、焼け野原になったら今度はどの国が日本を占領しに来るのかなど考えたら、少し三島の心情がわかるような気がする。
でも、自決や一億玉砕ではない方法はないのか、別の方法を探りたい気持ちも自分にはある。

右翼というのは、日本を軍国主義に戻したい、というのは誤解のようだ。日本の文化を、日本人の手で護りたい、文化としての天皇制も維持して、ということのようだ。貧困問題なども、日本人の手でなんとかしたい、といったところのようだ。二・二六事件まで行くと行き過ぎかもしれないけど。ただ、現実的には、日本を日本人だけで護るのは、不可能で、何らかの妥協は必要だろう。ただ、護ってやるといいながら、実は嘘ついて日本を併合し、世界(半)征服を狙っている国と手を組んではいけない、と思う。
新左翼(ブントら)というのは、憲法九条を護り、戦争を放棄し続けたいのではないのだ。世界プロレタリアート革命を目指していたのだ。その手始めに、周りの人々を巻き込んで、安保闘争や大学府紛争を起こし、徐々に武力的な社会主義革命にもっていきたかったのだ。決して平和主義者ではないのだ。そしてその運動は、形を変え、今もってつづいている。そこをみんなだまされてはいけない。かれらはマルクスではない。かれらに日本を任せたら、スターリンのように、全体主義=大量粛清の政治をしてしまうだろう。

三島の決起は早すぎたのではないか。今、三島が生きていてくれたら、と思うと残念でならない。

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