新しい家庭教育と躾

教育基本法改正案に、「家庭教育」の項目があり、毎日新聞の世論調査でも「躾」が問題、とあった。考えるに、確かに今の子ども達は社会性が幼く、これは小さい頃の遊び集団に揉まれる機会が減った事も一因だろうし、草薙著「子どもが壊れる家」(文春新書)にあるように、TVやTVゲームの影響もあろう。しかし、ここで子ども達に社会性のもととなるソーシャル・スキルを教えようとしたところで、教える側のわれわれ大人にソーシャル・スキルができてるか、というと、悔しいながら、はなはだ怪しい。かといって、今の子ども達に必要なのは、いにしえの古い道徳規範などに回顧することなどではなかろう。それは時代にマッチしない。新しく、よく研究しつくされたソーシャル・スキルの基本型を早急につくり、大人もそれを学び、社会全体が(もちろん柔軟性ももって)共有する事が大切さではなかろうか(教条化しすぎては四角四面になりすぎるので、あくまで応用変形可能な“基本型”として普及させる)。今の人間の心理・社会・教育科学を結集してこのソーシャル・スキル集の編纂にあたり、国民のコンセンサスをえて普及しつつ、研究成果や時代に合わせた改訂を繰り返していくことこそ大切なのではないか、と感ずるが、いかがか?

この記事へのコメント

2006年11月29日 13:12
この国のことを気にすれば気にするほど、このままの状態ではヤバイという確信をもちます。ヤバイという確信がありながら、国を愛することなどできません。なぜなら、愛とは盲目がつきものだからです。いい所だけでなく、悪い所も包み込んでしまうもの、それが愛情だからです。
 問題を問題とみなさず、改めなければならないところを改めず、愛(盲目)がそれらを包んでしまうとどうなるのかは、歴史がよく教えていることです。基本法改悪で、危険な方向へ国がすすんでいます。
http://blog.livedoor.jp/tarotohachinosu/
ユング
2007年01月25日 14:14
ほんとに 言われていることは、よくわかります。でも、実際どのようなスキルがありますか
アルフォンス
2007年01月28日 21:11
ソーシャル・スキルを一言で言っちゃうのは難しいよね。まずはある程度円滑なコミュニケーションをお互いにとるための、言語・非言語のコミュニケーション・スキルかな。それと相手の意図や感情をおもんぱかるスキル、そしてそれをもって悪用するのではなく、相手に対する「愛他的」行動をおこすための向社会行動(プロソーシャル・ビヘイビア)スキル、ってなところかな?あくまで私の個人的な意見だけどさ。
ルーサー
2007年01月29日 16:36
あと、“問題解決”スキルもあるんじゃないかい?
ブログ主
2007年01月29日 16:38
みなさん、どうも恐れ入ります。ご意見・アイデアのある方、これからもコメントよろしくお願い申し上げます。

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